熊本大学大学院生命科学研究部 分子遺伝学講座

ニュース

「心不全防ぐRNA」の研究がTVニュースで紹介されました

2021年5月12日

「心不全防ぐRNA」の論文((Nature Communications 2021)発表の記者レクや研究室の様子などがTVニュースでも放映されました。

当日の放送を見逃した方は、下記リンクから是非ご覧下さい。

(配信期間は終了いたしました)

● RKK熊本放送

● TKUテレビ熊本

● kktくまもと県民テレビ

「心不全防ぐRNA」論文を発表、Nat Commun誌に掲載

2021年5月6日

◯「心不全防ぐRNA」に関する論文を発表

心不全の死亡率は、がんの死亡率と変わらず、その予後は悪い。超高齢社会になり心不全患者は急増しており医学的にも社会的にも問題となっております。
我々は、急増している心不全を防ぐ心筋細胞に存在するRNAを見出しました。
このRNAは、心不全の心臓ではその量が減っており、また、心不全の原因となる高血圧や高齢の心臓でもその量が減少してます。そのRNAの心臓での量が減ること自体が、心臓のポンプ作用を低下させ、心不全の発症や増悪の原因となっていることがわかりました。逆に、心不全の心臓にこのRNAを補充すると、心不全が改善することもわかりました。このRNAは人の心筋細胞にも存在しており、心不全の新たな治療法開発の鍵となる発見です。
これまでRNAを医療に直接使用することはあまり注目されてませんでしたが、コロナワクチンで複数のRNAワクチンが成功しており、感染症などの予防に対してのみならず、多くの疾患に対して足りないもの(減っているもの)を補充する治療戦略として、RNAは注目を集めており、欧米で複数の治験がスタートしております。

Sato M, Kadomatsu T, Miyata K, Warren J, Tian Z, Zhu S, Horiguchi H, Makaju A, Bakhtina A, Morinaga J, Sugizaki T, Hirashima K, Yoshinobu K, Imasaka M, Araki M, Komohara Y, Wakayama T, Nakagawa S, Franklin S, Node K, Araki K & Oike Y.
The lncRNA Caren antagonizes heart failure by inactivating DNA damage response and activating mitochondrial biogenesis.
Nat Commun 12, Article number: 2529, 2021

 

・AMEDおよび本学のホームページでも紹介されています。

AMED:  詳細はこちら

       熊本大学:  詳細はこちら

集合写真を更新しました

2021年4月27日

紹介が遅れましたが、4月から 山村修司先生(皮膚科)、松永英士先生(腎臓内科)を新メンバーに迎えました。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

森永 潤先生が第118回 日本内科学会総会・講演会 で講演

2021年4月12日

森永 潤先生が、第118回 日本内科学会総会・講演会 (2021年4月9日-11日・東京) 一般演題プレナリーセッションにおいて講演を行いました。

○演題:「血液透析患者における血中ANGPTL2値と血管老化指標の関連」

佐藤迪夫先生、第85回日本循環器学会学術集会 YIA 最優秀賞受賞

2021年3月29日

第85回日本循環器学会学術集会(2020年度)で、佐藤迪夫先生が、「新規lincRNAの心臓における機能解明」(Nature Communications 2021 in press)でYoung Investigator’s Award (Basic Research部門)最優秀賞を受賞しました。18名の応募があり、書面審査で選ばれた4名が英語でのプレゼンテーションと質疑応答による最終選考に進み、栄誉ある最優秀賞に選出されました。

これまで我々の研究チームからは、尾池雄一が「AGF/Angptl6と血管新生」(PNAS 2003)で第68回日本循環器学会学術集会(2003年度) Young Investigator’s Award 優秀賞、堀尾英治先生が「Angptl2と動脈硬化性疾患」(ATVB 2014)で第77回日本循環器学会学術集会(2012年度) Young Investigator’s Award 優秀賞、田 哲先生が「Angptl2と心不全」(Nature Communications 2016)で第81回日本循環器学会学術集会(2016年度) Young Investigator’s Award(Basic Research部門)優秀賞を受賞しておりますが、最優秀賞は初めての受賞となります。

 

       

 (左から、宮田敬士先生、佐藤迪夫先生、尾池雄一教授)   

  

                                                          (授賞式の様子)

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